セーヌのカオル・ゲンジ 基本テーマは「愛と罪」
第五巻
匂(ニオイ)宮卿 No.1 1.ヒカル亡き後
2.ヒカル亡き後のヴィランドリー城と婦人たちの動向
3.カオル(薫)とニオイ兵部卿の特徴の比較対照
No.2 4.フランスの首都がロワールからパリへ復帰、イングランドとの戦争と
帝国第五次戦役
5.冷泉院の第一王女ジゼルと夕霧の第六女君フローラ。賭弓の還饗
6.メアリー・チューダー女王によるカトリック復帰とカール五世の譲位。
帝国第五次戦役から第六次戦役へ
紅梅 1.地方行政大納言ロランと後妻の真木柱及び三人の姫君
2.ロラン大納言、ニオイ卿に紅梅を贈る
3.ニオイ卿、クロードを慕い、ロベールを手なづける
4.真木柱が王宮から戻ってから
竹河 No.1 1.ヒゲ黒と死別後の玉鬘の生活
2.夕霧の玉鬘邸訪問、カオルと蔵人少将の煩悶
No.2 3.左近中将コリニー等の懐旧とヒゲ黒の長女ソフィーの院参決定
4.ソフィーの院参、安梨王・カオル・蔵人少将フレデリクの未練
No.3 5.ソフィー貴婦人に御子誕生、アンジェリク貴婦人と疎遠に
6.ソフィーを懸想した人々の昇進と、玉鬘の後悔
橋姫 No.1 1.第八卿の寡居生活と女君二人の養育
2.第八卿の生い立ちと、カオルの第八卿への崇敬
3.晩秋、カオル、コンフランで女君達の合奏を聞く
No.2 4.カオル、柏木の悲恋をベネディクトに聞く。カオルのジュヌヴィエーヴとの贈答
5.カオル、ニオイ卿にコンフランの山荘の模様を語る
6.第八卿の父性愛。ベネディクトが柏木の秘密をカオルに語る
椎本 No.1 1.ニオイ卿のルーアン詣でと夕霧の別荘での中宿り
2.カオルの訪問。第八卿の修道院への参篭。姉妹への訓戒と他界
No.2 3.第八卿の他界後の女君質の悲嘆。カオルの慰問
4.カオル、ジュヌヴィエーヴを思慕。ニオイ卿、カオルを恨む
5.ロラン大将がスペイン連合軍の首都パリへの侵攻を食い止め、カレーを奪還
6.ニオイ卿、夕霧の六女フローラとの婚姻話に困惑。カオルのコンフラン訪問
総角(あげまき) No.1 1.第八卿一周忌の準備、カオルのジュヌヴィエーヴ思慕
2.ジュヌヴィエーヴが妹マドレーヌにと配慮。カオル、マドレーヌと仮寝。
No.2 3.カオル、ニオイ卿をコンフランに案内
4.ニオイ卿の初夜の翌日の手紙と三日目の夜の祝いパン。マドレーヌの悲嘆
No.3 5.メアリー・チューダー女王の崩御とエリザベス一世の即位後、ニオイ卿の
山荘訪問が困難に。
No.4 6.ジュヌヴィエーヴの重態、カオルの看病下に他界
7.エリザベス一世の即位とフランスへの波紋